DevDayとは、OpenAIが開発者向けに毎年開催している公式カンファレンスです。2026年は9月29日(米国時間)に米サンフランシスコで開かれ、dotsやGPT-6.1 Solなど20件以上が発表されました。
本記事の「DevDay」は、OpenAIの開発者向けイベントを指します。
※本記事は2026年9月30日時点の公式発表・報道をもとに作成しています。
この記事のポイント
- DevDayとは:OpenAIが開発者向けに毎年開く公式カンファレンスで、2023年に始まり、2026年で4回目です。
- DevDay 2026:2026年9月29日(米国時間)に米サンフランシスコのFort Masonで開かれ、基調講演は無料でライブ配信されました。
- 主な発表:常時稼働のdots、新モデルGPT-6.1 Sol、高速モードUltrafast、Codexのクラウド実行など、20件以上です。
- 料金:月額500ドルの新プラン「Pro 500」が登場し、Pro 200は新規受付が再開されました。
- 企業の動き方:すべてに飛びつかず、自社の業務と提供条件に合うものを1つ選んで小さく試すのが現実的です。
DevDayとは?OpenAIの開発者向けカンファレンス
DevDayは、OpenAIが毎年開いている開発者向けの公式カンファレンスで、新しいモデルやAPI、開発ツールが発表される場です。2026年の「DevDay 2026」は、2026年9月29日(米国時間)に米サンフランシスコのFort Masonで開かれました。
| 主催 | OpenAI |
|---|---|
| 開催日(2026) | 2026年9月29日(火曜・米国時間) |
| 会場・形式 | 米サンフランシスコのFort Mason。現地開催が中心で、基調講演は無料でライブ配信 |
| 対象 | AIを使って開発している人、これから始める人(エンジニア、技術系の創業者、研究者など) |
| 参加方法 | 現地参加は申込制(申込期限は7月10日)。招待された参加者の参加費は650ドル |
| 主な発表 | dots、GPT-6.1 Sol、Ultrafast、Codexの強化など、20件以上 |
基調講演は太平洋時間の午前10時に始まり、日本時間では9月30日の午前2時にあたります(時差からの換算)。サム・アルトマン氏が登壇すると案内されていました。
本会議のあとには、世界8都市で交流イベント「DevDay Exchange」が開かれます。東京は10月20日の現地時間14時開始と案内されています。対象は開発者と技術系の創業者で、申込制です。
OpenAI DevDay 2026の主な発表まとめ
DevDay 2026では、常時稼働のAIエージェント「dots」、新モデル「GPT-6.1 Sol」、高速モード「Ultrafast」、Codexの強化、企業向けのセキュリティ機能などが発表されました。OpenAIは公式の振り返りで、DevDay 2026を過去最大規模の開催とし、ChatGPT、Codex、モデルにわたる20を超える重要な発表を行ったと説明しています。また、開発者がChatGPTの中で合計12億人のユーザーに新しい体験を直接届けられるようになったとしています。
本節は、OpenAIの公式まとめ「DevDay 2026 の振り返り」を軸に、ITmedia NEWSの報道とZenn、note、OpenAI開発者コミュニティの整理を照らし合わせ、図1の5分野でまとめます。

常時稼働のAIエージェント「dots」
dotsは、専用のクラウド環境でユーザーの目標に向けて継続的に作業する、OpenAIの常時稼働型AIエージェントです。
ITmedia NEWSによると、ProとBusiness Premiumの対象地域のユーザー向けに提供が始まりました。Enterprise、Edu、Healthcareはベータ版で、ワークスペース管理者が有効にした場合に使えます。企業向けに役割を担う「Specialist Dots」もプレビューで、テキストメッセージでのやり取りは近く対応予定です。
Zennは、基盤モデルがGPT-6 Astraで、プラグイン経由で4,000超のアプリに接続できると整理しています。noteは「EU、英国、スイス」、開発者コミュニティのまとめは「欧州経済領域・スイス・英国」を対象外としています。日本での提供時期や日本語対応の明記は確認できていません。機能・料金・使い方は、dotsとは?OpenAIの常時稼働AIエージェントの機能・料金・使い方【2026年最新】で詳しく解説しています。
新モデル「GPT-6.1 Sol」
GPT-6.1 Solは、既存の「GPT-6 Sol」をアップグレードしたモデルで、上位モデル「GPT-6 Astra」に近い性能を、Astraの5分の1の標準入出力トークン価格で提供するとされています(ITmedia NEWS)。
OpenAIの案内では、エージェント型のコーディングやコンピューター操作に強いとされています。Zennによると、272Kトークン以下の標準価格は100万トークンあたり入力2ドル、出力10ドルで、モデルIDは「gpt-6.1-sol」です。
提供範囲について、OpenAIの公式まとめは、API、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduのすべてのユーザーが利用できるとしています。ITmedia NEWSも同様に伝えています。
高速モード「Ultrafast」
Ultrafastは、トークンの生成速度を高める、有料のプレミアム速度ティアです。
ITmedia NEWSによると、速度はCodexで最大8倍(毎秒300トークン)、APIで最大6倍です。GPT-6 Astra版はAPI、Pro 500、Enterpriseで使え、GPT-6.1 Sol版は近日提供です。Zennは、APIの倍率が資料により6倍と8倍に分かれ、理由は確認できていないと注記しています。
開発者向けAPI(Agents APIとDecisions API)
開発者向けには、コンピューターの画面操作に対応した「Agents API」と、素早く判断を返す「Decisions API」が発表されました。
Agents APIは、ソフトウェアのUIを操作できます。Zennによると、OpenAIが管理するブラウザ環境で画面を確認し、クリックやキー入力で操作します。認証情報をモデルの入力や履歴に含めずに渡せる、専用の認証経路もあります。
Decisions APIは、「Luna」モデルで、事前に決めた有限の選択肢から答えを返します。分類、振り分け、エージェントの意思決定に使え、限定プレビューで数日以内に広く提供される予定です(ITmedia NEWS)。
「Amazon Bedrock Managed Agents」は、AWS環境でOpenAIのエージェントを動かす仕組みです。提供状況は、Zennが限定プレビュー、開発者コミュニティのまとめが提供中と分かれます。
Codexの強化(クラウド実行・コードレビュー・Security Cloud)
コーディングエージェントのCodexは、クラウド実行、音声操作、コードレビュー、セキュリティ機能が強化されました。
ITmedia NEWSによると、クラウド実行ではPCを閉じても作業が続き、別の端末からもアクセスできます。音声操作、複数タスクの管理、ChatGPTデスクトップアプリでのコードレビューにも対応します。「Codex Security Cloud」は、GitHub上の脆弱性をスキャンし、修正案を作ります。
企業向けセキュリティ「Private Intelligence」
Private Intelligenceは、企業のデータ保護とAI活用の両立をねらった取り組みで、ゼロデータ保持(ZDR)と機密コンピューティングが軸です。
ITmedia NEWSによると、ZDRと自動の安全性チェックを組み合わせる仕組みに加え、機密コンピューティングを使う「Private Inference」が2026年秋にプレビュー提供されます。
プラグイン拡張・Sign in with ChatGPT・Marketplace
ChatGPTを外部サービスの入口にする仕組みが、いくつか発表されました。
「Plugin Extensions」は、ChatGPT内にサイドバーや操作パネル、ファイルビューアを表示でき、FigmaやAdobeとの連携が紹介されました。「Sign in with ChatGPT」は、Devin、Notion、Vercelなど16のパートナーのアプリで、ChatGPTのPlus・Proの利用枠を使える仕組みです。「OpenAI Marketplace」は、Enterpriseの顧客が契約枠の一部をAdobe、Salesforceなど32のパートナー製品に振り向けられます(ITmedia NEWS)。
チーム協働(ChatGPT Space・Pages・Slack/Teams連携)
チームとAIエージェントが同じ場所で作業できる機能が、ChatGPTに加わりました。
ITmedia NEWSによると、「ChatGPT Space」はチームとAIエージェントの共有ワークスペースで、人とエージェントが共同編集できる文書形式「Pages」やスライドも加わりました。SlackやMicrosoft Teamsでは、BusinessとEnterprise向けに「@ChatGPT」を呼び出せます。
料金プラン(Pro 500とPro 200)
料金面では、月額500ドルの新プラン「Pro 500」が登場し、「Pro 200」は新規受付が再開されました。
ITmedia NEWSによると、Pro 500はChatGPT Plusの25倍の利用枠とUltrafastへのアクセスを含みます。月額は、Zennとnoteが500ドルと記しています。Pro 200は、新規契約者に含まれる利用枠が既存の契約者と異なります。
主な発表を、次の表にまとめます。提供条件は報道時点の記述です。
| 発表内容 | 概要 | 対象・提供時期 |
|---|---|---|
| dots | 専用クラウドで24時間作業する常時稼働型エージェント | Pro・Business Premium(対象地域)。Enterprise等はベータ |
| GPT-6.1 Sol | Astraに近い性能を、標準価格5分の1で | API、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの全ユーザー(OpenAI公式) |
| Ultrafast | 高速生成の有料ティア。Codexで最大8倍、APIで最大6倍 | Astra版は提供中、Sol版は近日 |
| Agents API/Decisions API | 画面操作に対応したAPI/Lunaで選択肢から判断を返すAPI | Decisions APIは限定プレビュー。数日以内に一般提供予定 |
| Amazon Bedrock Managed Agents | AWS環境でOpenAIのエージェントを実行 | 情報源で表記が異なる |
| Codexの強化 | クラウド実行、音声、コードレビュー、Security Cloud | プランで異なる |
| Private Intelligence | ZDRと機密コンピューティング | Private Inferenceは2026年秋にプレビュー |
| Plugin Extensions | ChatGPT内のサイドバーや操作パネルの拡張 | プランで異なる |
| Sign in with ChatGPT/Marketplace | 利用枠を外部アプリで使える認証、契約枠を32社の製品へ | 16パートナー/Enterprise向け |
| Space/Pages/Slack・Teams連携 | チームの共有、共同編集、@ChatGPT | Business・Enterprise等 |
| Pro 500/Pro 200 | 月額500ドルの新プランと、Pro 200の新規再開 | 提供中 |
開発者・企業にとって何が変わる?(影響と注目ポイント)
DevDay 2026の発表全体から見えてくるのは、AIが「聞けば答える道具」から「仕事を任せる相手」へと役割を広げつつあることです。noteのKAWAI氏も、この変化を「一緒に働く同僚」への移り変わりと捉えています。
開発者にとって
エージェントを作る部品と、届ける経路が増えました。Agents APIで画面操作、Decisions APIで分類や振り分け、Codexのクラウド実行で長い作業を任せられます。Plugin ExtensionsやSign in with ChatGPTは、ChatGPTの利用者に自社サービスを届ける入口になりますが、多くは限定プレビューやベータ段階です。
企業の業務部門・経営にとって
dotsやChatGPT Space、Slack・Teams連携により、AIが日々の仕事の流れに入り込みます。Marketplaceは、契約済みの利用枠をパートナー製品に振り向ける選択肢を増やします。同時に、任せる範囲、権限、費用の上限を先に決める必要性も高まります。提供条件は、プラン、地域、ベータ・プレビューの別で機能ごとに異なります。
これまでのDevDayの歴史(2023〜2025)
DevDayは2023年11月に始まり、2026年で4回目です。いずれもサンフランシスコで開かれました。

| 年 | 開催日 | 主な発表(抜粋) |
|---|---|---|
| 2023年 | 11月6日 | GPT-4 Turbo(128,000トークンのコンテキスト)、GPTs、Assistants API |
| 2024年 | 10月1日 | Realtime API、ビジョンのファインチューニング、プロンプトキャッシュ、モデル蒸留 |
| 2025年 | 10月6日 | Apps SDK(ChatGPT内のアプリ)、AgentKit、Sora 2のAPI提供、GPT-5 ProのAPI提供、Codexの一般提供 |
| 2026年 | 9月29日 | dots、GPT-6.1 Sol、Ultrafast、Agents API、Codexのクラウド実行など20件以上 |
振り返ると、発表の軸はモデルとGPTs(2023年)、APIの機能とコスト(2024年)、アプリとエージェントの開発基盤(2025年)へと移り、2026年は常時稼働のエージェントやチームでの協働にまで広がりました。
DevDay 2026の発表を、企業はどう活かすべきか
DevDay 2026の発表を活かすうえで大切なのは、すべてを試そうとせず、自社の課題に合う一つを選んで小さく試すことです。ここからは報道の内容を離れ、私たちが企業のAI導入を支援するなかで大切にしている考え方をもとにお伝えします。
たとえば、dotsのような常時稼働のエージェントは、任せる業務と権限を決めてから使うほど、効果を測りやすくなります。機能や料金はdotsとは?OpenAIの常時稼働AIエージェントの機能・料金・使い方【2026年最新】、導入前に整理したい業務はAIを導入する前に、企業が最初に整理すべき業務とはで解説しています。
試す前に確認したいこと
- 自社の契約プランと提供地域を確認した(dotsは、対象のプランと地域が限られる)
- 任せる業務を1つに絞った(範囲と完了条件を書ける業務から)
- エージェントが触れる情報と、接続するアプリの範囲を先に決めた
- 人が確認・承認する点を決めた
- 費用の上限と、効果を測る指標を決めた
- ベータ・プレビュー段階の機能は本番業務の前提にせず、最新の条件を公式ページで確認する
やらないこと
- 20件以上の発表を、すべて試そうとしない
- 提供条件が確定していない機能を前提に、業務フローを組まない
- 効果を測る前に、新モデルや上位プランへ全面移行しない
- 業務の整理をしないまま、エージェントに丸投げしない
- 権限と承認条件を決めないまま、社内データや顧客情報を接続しない
私たちは「やらないを決め、最善の一手を。」を大切にしています。大きな発表が続く時期ほど、先に「やらないこと」を決めておくと、判断がぶれにくくなります。
Anthropicも2026年9月22日(米国時間)に新モデル「Claude Opus 5.5」を発表しました。料金や日本での使い方、モデルの選び方はClaude Opus 5.5の料金と選び方で紹介しています。
DevDayに関するよくある質問
DevDayは、OpenAIの開発者向けの年次カンファレンスです。2026年の開催と発表内容を中心に、よくある質問へ答えます。
DevDayとは何ですか?
DevDayは、OpenAIが開発者向けに毎年開催している公式カンファレンスです。新しいモデルやAPI、開発ツールが発表される場で、2023年11月に始まり、2026年で4回目を迎えました。
DevDay 2026はいつ開催されましたか?
2026年9月29日(米国時間)です。基調講演は太平洋時間の午前10時に始まり、日本時間では9月30日の午前2時にあたります。
DevDay 2026はどこで開催されましたか?オンライン視聴はできますか?
米サンフランシスコのFort Masonで開かれました。基調講演は無料でライブ配信され、誰でも視聴できると案内されていました。各セッションは、後日OpenAIのサイトで録画が公開される予定です。
DevDay 2026では何が発表されましたか?
dots、GPT-6.1 Sol、Ultrafast、Agents API、Decisions API、Codexのクラウド実行、Private Intelligenceなど、20件以上です(ITmedia NEWS)。料金面では、月額500ドルの新プラン「Pro 500」が加わりました。
日本から参加・視聴できますか?
基調講演のライブ配信は無料で、誰でも視聴できると案内されていました。現地会場は申込制でした。日本では10月20日に、東京で交流イベント「DevDay Exchange」が開かれます(申込制)。
dotsとは何ですか?
dotsは、専用のクラウド環境で24時間、ユーザーの目標に向けて作業を続けるOpenAIの常時稼働型AIエージェントです。ProとBusiness Premiumの対象地域で提供が始まり、Enterpriseなどはベータ版です。詳しくはdotsの解説記事をご覧ください。
GPT-6.1 Solとは何ですか?
GPT-6.1 Solは、GPT-6 Solを大幅にアップグレードしたモデルで、上位のGPT-6 Astraに迫る性能を、Astraの標準入出力トークン料金の5分の1で提供します。OpenAIの公式まとめによると、API、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduのすべてのユーザーが利用できます。
DevDay 2026でChatGPTの料金プランは変わりましたか?
新プラン「Pro 500」が登場しました。ChatGPT Plusの25倍の利用枠とUltrafastへのアクセスを含み、月額は500ドルです(Zenn、note)。あわせてPro 200の新規受付が再開されましたが、新規契約者の利用枠は既存の契約者と異なります。
まとめ
DevDayとは、OpenAIが毎年開く開発者向けの公式カンファレンスです。2026年は9月29日(米国時間)に米サンフランシスコで開かれ、常時稼働のdots、GPT-6.1 Sol、Ultrafast、Codexのクラウド実行など、20件以上が発表されました。
提供条件は、プランや地域、ベータ・プレビューの別で異なります。話題性で導入を急がず、任せる業務とやらないことを先に決め、自社に合う1つから小さく試しましょう。
更新履歴
- 2026年9月30日:OpenAI公式の振り返りページと国内の報道・解説記事をもとに公開
- 2026年10月4日:関連記事(Claude Opus 5.5)へのリンクを追加
出典
本記事は、2026年9月30日時点でOpenAI公式の振り返りページと各報道を確認して作成しています。提供条件は変わる可能性があるため、最新情報は公式ページでご確認ください。
- OpenAI「DevDay 2026 Recap」
- OpenAI「OpenAI DevDay 2026」
- OpenAI開発者コミュニティ「OpenAI DevDay 2026 applications are now open!」
- OpenAI開発者コミュニティ「DevDay 2026 announcements and developer resources」
- OpenAI「OpenAI DevDay Exchange 2026」
- ITmedia NEWS「OpenAIの「DevDay 2026」で発表された主なことまとめ」
- Zenn「OpenAI DevDay 2026 発表まとめ」
- note「【やさしく解説】OpenAI DevDay 2026で何が変わった? AIに詳しくない人のための全発表ガイド」
- OpenAI「New models and developer products announced at DevDay」
- TechRepublic「OpenAI DevDay: OpenAI Announces GPT-4 Turbo and GPT Tool Builder Store」
- OpenAI開発者コミュニティ「DevDay 2024: San Francisco – Live(-ish) News」
- OpenAI開発者コミュニティ「DevDay 2025: Apps SDK, Sora 2, GPT-5 Pro, AgentKit, new image generation and speech-to-speech mini models, and more」
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